テーマ

みんなと創る楽しい道徳科の学習
-体験的な学習を取り入れた指導方法の工夫―


 
 研究内容

 私たちは、子どもたちと教師が一緒に、みんなと道徳科の学習を創り上げていくことで、子どもたち一人一人の学びが深まり、よりよく生きていこうとする心が育っていくと考えます。昨年度本部会では、子どもたちが、「考えをもつことができる」「自分の考えを友達に伝えることができる」「友達の考えを受け入れることができる」姿を、子どもたちが学習を楽しんでいる姿と考えました。そして、こうした姿が見られるように、1時間の学習を子どもたちと教師が一緒に創り上げていくことで、「学級のみんなと一緒に考え、新しい発見をすることができて、道徳科の学習が楽しい」と、子どもたちが道徳科の学習を楽しいと感じることにつながると考えました。

 このような考えに基づいて、昨年度は、小学校低学年・中学年段階を中心に研究を行ってきました。その成果として、表現活動、教材提示や話し合い活動などにおいて様々な工夫を考えて実践を行ったことで、子どもたちが楽しいと感じながら道徳科の学習に取り組む姿を見ることができたことが挙げられます。しかし一方で、時間ごとに様々な手だてを用いたことで、子どもたちの学びが十分深まらなかったという課題や、一部の子どものみが活躍し、「みんなと創る」という段階にまでは至らなかったという課題が残りました。そのため、子どもたち一人一人が道徳的諸価値を自分との関わりで理解したり、多面的・多角的に考えたりすることができるよう、更に研究を深め、実践を行っていく必要性を感じました。

 さて、小学校低学年・中学年段階の子どもは、何事にも興味・関心を示し、意欲的に行動する特徴が見られます。昨年度の研究からは、特に表現活動においてひと工夫を加え、教材中の人物の立場や行動、考え方や心の動きなどを追体験し、自分のこととして考える「道徳的行為に関する体験的な学習」を取り入れることで、子どもたちが楽しいと感じながら学びを深める姿が多く見られました。

 また、小学校は平成30年度、中学校は平成31年度より教科化された道徳科においては、質の高い指導方法の確立が求められています。この指導方法の一つとして「道徳的行為に関する体験的な学習」が示されています。『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』においては、「児童の発達の段階や特性等を考慮し、指導のねらいに即して、問題解決的な学習、道徳的行為に関する体験的な学習等を適切に取り入れるなど、指導方法を工夫すること」(下線は引用者)という記述があるように、「道徳的行為に関する体験的な学習」を取り入れた指導方法を工夫することが求められています。

 そこで、今年度本部会では、「役割対話活動」を取り入れて実践を行っていくことを考えました。私たちの考える「役割対話活動」とは、スキルトレーニングや表現活動、教材文中の登場人物に手紙を書くなど、子どもたちに役割を与えて体験的な学習を行い、更に立場を交代して相手と双方向の対話を行います。そして、二人一組での話し合い活動を行った後、学級のみんなと話し合うことで、ねらいとする道徳的価値に迫っていくものです。こうした活動を取り入れることで、子どもたちが道徳科の学習を楽しいと感じながら、学びを深めていくことができると考え、今年度の研究テーマを「みんなと創る楽しい道徳科の学習―体験的な学習を取り入れた指導方法の工夫」としました。



研究計画・日程

開始時刻

会場

活 動 内 容

 

紙面開催

<総会>年間テーマ説明

<部会>部会テーマから考える・部会の役割分担

15

 

紙面開催

体験的な学習を取り入れた指導方法の工夫について

12

 

紙面開催

体験的な学習を取り入れた授業を考える

18:30

教育館

公開授業の検討①

26

18:30

教育館

公開授業の検討②

18:30

教育館

公開授業の模擬授業から考える

24

18:30

教育館

部員の実践を紹介・会報作成について

10

16

18:30

教育館

公開授業の反省・会報作成について

11

18:30

教育館

これまでの実践の反省

12

17

18:30

教育館

研究発表会の流れについて

12

18:30

教育館

研究発表会の準備

19

18:30

教育館

研究発表会リハーサル

26

14:45

教育館

<研究発表会>

10

18:30

教育館

来年度に向けて




 
 

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